敵にいきなり撃たれるのは、遠くの足音を敵の方が早く聞き取っているかもしれません。
敵の位置、距離、人数がわかるようになれば、先に攻撃できることも増えてダメージやキルが増えます。普通のテレビのスピーカーと比べるとまるで別のゲームのように変わります。
とりあえずで買って後悔しないように、今回はヘッドセットの選ぶポイントと紹介しておきます。最後におすすめのヘッドセットを紹介します。機材だけ見たい方は目次から飛んでください。
アンプの良さを解説している記事はこちら
ゲーミングヘッドセットの選び方のポイント
筆者が思うゲーミングヘッドセットの選び方は、大きく分けるとこれくらいになると思います。
他にもイヤーパッドの質感など人によってこだわりがあると思いますが筆者はあまり気にしていません。あまり重いと首に疲れがくるかな・・くらいです。
- 定位感と音質
- 密閉(クローズ)と開放(オープン)
- 接続方法(USB・有線無線)
- 価格
- 機能・マイクの音質
- チャンネルの種類
ヘッドセットの定位感と音質
ヘッドフオンやヘッドセット、イヤホンなどすべてのスピーカーは音の場所が(同じメーカー内でも)それぞれ違います。
定位感:簡単に言うと左右の音の離れ具合です。左右が離れるほど足音のする方向がわかりやすくなります。こちらは数値化などされていませんので、実際にゲームの画面と合わせて試すか、左右の距離が離れている音源を使って聞かないと比べられません。
音質:クリアではっきりしているか、足音や銃声の音域のところが強く出ているかなどになります。音楽用と比べると高音のしっとり感が減っていて低音がブーストされているものが普通です。
ヘッドセットの機能:密閉型(クローズ型)と開放型(オープン型)
ヘッドセットの耳につける部分の音の漏れ具合や、外の音の聞こえ具合に関連するところです。
密閉型:周りの音が聞こえない設計になっていて、集中することができます。配信する場合にも音漏れが少ないので性能の良いマイクを使う場合は相性が良いです。圧迫感も出ますが、低音が聞き取りやすい印象があります。
開放型:外の音が聞こえる設計のヘッドフォンです。その分音が漏れますがインターホンの音なども聞こえるので、1人暮らしの方はこちらの方がおすすめ。付属のマイクは音を拾う方向を制御して音漏れ分がほとんど入らないようにも設計されていることが多いです。
ヘッドセットと本体との接続方法(USB・有線無線)
PS4の場合はちょっと気を付けないといけないところでメーカーによってまちまちです。USB専用を買ってしまってヘッドセットのリモコンは使えない、音質も変えられないなどがあると悲しいです。
- 本体にUSBで接続
- 本体にBluetoothで接続
- コントローラーにステレオミニプラグで接続
- 本体の光端子(もしくはUSB)に接続したアンプに接続
上記のような接続があります。
PCとPS4両方に対応しているタイプはUSBとステレオミニプラグの変換コードが付いていたりと対応していることも多いですが、サラウンド機能などはPCでしか使えないこともあります。
ヘッドセットの価格帯
性能によって価格は変わりますが、1.5~2万円が入りやすいモデル、2.1~3万円がプロでも愛用されているモデル、3万円~は機能が充実・高品質なモデルという印象です。
へたに1万円以下を何個か試すよりは、2万円前後のモデルを長く使う方がコストと上達の両方で良い結果が出る印象があります。相当雑に扱っても1年は使えるはず。(筆者の感想)
筆者の一押しとしては、全てを調べるのは大変で結局いろいろと買うことになるので、初めて良いものを買うのであれば、コストと質の両立にはこちらのアンプとプロも使っているヘッドセットの高コスパなセットを購入することです。PS4 proで光端子を使うと5.1chで最高のパフォーマンスを発揮します。
最初に1度良いものを使うと、それに自然に慣れて「低音が少ない」「定位が良い」などと他のヘッドセットとの区別がしやすくなります。もちろん最高級を買うかはお財布との相談になります。
こちらは無線
ヘッドセットのその他の機能・マイクの音質
機能はメーカーによって細かく作りこまれていて、装着感や重さ着せ替えや耳に当たる部分の取り換えなどと様々なものがあります。
1度PCにつなぐ必要があったりもしますがイコライザーが付いているものや、FPSでは質が悪いと嫌われるヴァーチャルサラウンドの機能もあります。
VCの際のマイクも音量調節やミュート機能だけでなく、高音が強かったり、ノイズキャンセルでクリアな音質のものなどがあります。
筆者の個人的オススメはゼンハイザーさんですね。ミュージシャンのマイクも作っている会社なのでたぶんこだわりポイントが違うと思います。
ヘッドセットのチャンネルの種類
普通のステレオは2ch、低音を足したものが2.1ch、5方向+低音が5.1ch、7方向+低音が7.1chとなっています。
PS4のUSBとコントローラーのイヤホンの部分は2.1chになっていて、PS4 PROの光端子は5.1chに対応しています。(光端子で直接ヘッドフォンに刺さるものは現状では販売されてなさそうです。)
最近は実際にスピーカーが片耳に4個ずつ設置されていて7.1chにリアルに対応しているものもありますが、定位感が悪ければ意味がないので試聴してみるのをおすすめします。重さも注意ですね。
5.1ch~7.1ch対応ヘッドセットの注意点
ヘッドフォンに5.1chや7.1chに対応と書かれている商品の注意点ですが、基本的にヴァーチャル(仮想)での対応になります。
- PS4本体で5.1chにするには光端子の出力に設定する必要がある。
- ヘッドセットの中に音が出るスピーカーが5~7個ついている。
上記の二つが満たされている場合だけ本当の意味での5.1chなどになります。
ヘッドセットにヴァーチャルサラウンド機能が付いている場合は特に注意で、エコーがかかって逆に足音の正確な方向が分からなくなると聞きます。筆者も最初に勝ったヘッドセットは左右の定位も近くてサラウンド機能をオフにしないと方向がよくわからなくなりました。
PS4で初めてのヘッドセットのおすすめ
ヘッドセットはやはりメーカーごとにいろいろと工夫がされていて選ぶのが大変です。最新の情報を調べるのも中々大変ですが後悔もしたくないものです。
1つ前の型番のものも安く手に入るのでお勧めできます。
筆者調べでは今まで書いた部分を全部カバーできている商品と言われることが多いヘッドセットを紹介していきます。
筆者が(個人的に)評判が非常に良いと聞くのは3つだけです。ゼンハイザー(エポス)のGSPシリーズとクラーケン、mixampの人気が強いためロジクールのA40/A50とのセットになります。
ゼンハイザー GSPシリーズ 600(密閉型)500(開放型)最新モデルのGSP670とGSP550もありますが、こちらのふたつは3万円を切っていて安定しているためおすすめです。
筆者はASTRO MIXAMP PRO TRという後述のアンプと、このGSP500を使っているのですが、2つを合わせると音質も良くてイコライザーを切り替えて映画などを見るときにも使っています。
RAZERのクラーケンは1万円前後で低価格ですが、人気のある商品です。
アンプとセットでコスパ良く一気に上達するなら、有名メーカー「ASTRO」の「MIXAMP PRO TR」付きで有線のA40、無線のA50が筆者の一番の推しです。定位感もしっかりしているし後悔はしないはずです。